ウェアラブル脳波計システム「ポリメイトGo」を産学連携で共同開発・製品化
当科教授 松本理器、神戸大学、株式会社ミユキ技研による三者共同研究によって、より生活環境に近い状態での持続的な脳波測定への応用が期待できるウェアラブル脳波計「ポリメイト Go」を開発し、本装置が医療機器として正式に認証され、保険診療の枠組みで利用可能になりました。
「ポリメイト Go」は、小型・軽量の脳波計であり、最大9チャネルの脳波に加え、呼吸、筋電図、眼球運動、心電図などの生体信号を同時に記録することができます。終夜測定を想定した設計となっており、睡眠中に異常波や発作が出現しやすいてんかんの診断・経過観察への応用が期待されます。
本成果は、大学における研究成果を、実臨床で使用可能な医療機器として社会実装した事例であり、在宅医療や地域医療への貢献が期待されます。
【松本理器 教授のコメント】
臨床神経生理学と医工学の共創から、ホルター心電図のように自宅に「To Go」できるウェアラブル脳波システムを開発し、保険収載されました。将来的には、在宅での睡眠時てんかん評価や高齢者の意識変容(夜間せん妄など)など、より生活環境に近い状態での脳神経疾患の診断・機能評価へ貢献することが期待されます。
京都大学脳神経内科では、基礎研究・臨床研究・医工連携を通じて、神経疾患診療の課題解決につながる研究開発と社会実装を推進しています。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
京都大学プレスリリース:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2026-05-19-0


